19970401 of Yasushi's Life


PHS32K通信 (April 1, 1997)

dp_photo_06.jpg4月1日からPHSによる32Kデータ通信が始まるというので、すっかり意気込んで3月中に32Kデータ通信対応の新型PHSとデータ通信PCカードを購入していた。さすがにキャラメールは申込んでいないが。

待ちにまった4月1日、雑誌では同日に32k通信対応を開始すると書いてあったBEKKOAME/INTERNETのホームページに立ち寄り、アクセス先の電話番号を調べようとすると...What's NewにはG-SHOCKの売り出しの話題しか出ていない。なんだこのプロバイダーとむかつくが、切れずにアクセス番号一覧を探すと4月中に開始予定で番号は開始次第告知するとのこと。多少はまともなプロバイダーになったかと期待した私がバカであった。やはりBEKKOAMEは相変らずBEKKOAMEである。

気を取り直してNTT Personalが提供している既存のパソコン通信との橋渡しをするプロトコル変換装置サービス(PTE)に電話をかけてみた。通信ソフトはお話し中を繰り返す。もしやPCカードの設定が間違っているのではと思い、設定を見直すが間違えはないようである。まさかサービス開始当初からお話し中とは予想もしなかったが、不安に思い自宅の電話からPETのアクセス番号にかけると「ツー ツー ツー」と無情にもひびくお話し中の音。

まあ偶然お話し中だと思い、マシンにリダイヤルを繰り返させる。1時間経過してもいっこうに接続する気配が見えない。ディスプレイにはむなしくお話し中の表示が出ている。そこで思いだしたのが、NTT Personalが展開している4月中はデータ通信料無料サービスの広告だ。まともにつながらないから無料だったのだ。なるほど、そういうことだったのか。気前の良い話しだと思っていたが、やっと納得がいったぞ。

新しいサービスを開始するというのにこのざまだ。全くふざけた話しだ。コンサートのチケット売り出しではなく公衆電話回線サービスなんだぞ!メディア中に32Kデータ通信の広告を出す金があるのならば、その一部でもいいからPTEアクセスポイントの増設に回せと叫びたくなる。

どうも電話絡みで最近こういったばかげた出来事が多いと思うのは私だけであろうか。あれだけテレビコマーシャルで宣伝しちらしたISDNは、交換器の対応が追い付かず接続に1~2か月以上のバックオーダーを抱えたこともあったし、PHSの留守番電話サービスも同じである。テレビでばんばん宣伝するのもいいが、もう少し足周りを固めたほうがいいんでないのかしら、電話会社さん?

品不足に悩むのはせめてたまごっちぐらいにしてもらいたいものだ。

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