大変な1週間 (April 25, 1997)
今週は大変な一週間だった。
野村證券の役員がごっそり退任し、ペルーの日本大使館人質事件は強行突入という幕切れを迎え、日産生命が破綻した。ここ何十年か聞いたことも無いような話がまるで当たり前の事の様に毎日起きている。
非常に漠然とした考えではあるが、こういった出来事は日本という社会の構造が大きく変化してきている結果として起きているのではと思ったりする。
明らかに日本が謳歌してきた高度成長という枠組みは崩れさり、高い成長率を前提とした社会構造は大きな変革を迫られている。それに伴って既存の日本的価値観も変質を余儀なくされている。
今の私は、どういった社会構造が新しい枠組みの中での望むべき姿なのかの全貌が見えてこない事をとても歯痒く感じている。
来週はどんな1週間になるのだろう。