Hawai'i リゾートホテル(ファイブスター) (July 25, 1997)
今年の夏休みにはハワイ旅行だ!!と計画されている方のために個人的な経験に基づくハワイのリゾートホテルのご紹介をしてみましょう。まずは5スターホテルからです。時間を見て4スターもまとめるつもりです。
Kahala Mandarin Oriental
3年ほど前まではKahala Hiltonという名前のホテルでしたが、オーナー変更に伴ってオペレーターがヒルトンインターナショナルからマンダリンに変わりました。今のオーナーはとある日本の会社です。
ハワイのベストホテルの1つであると同時に私のもっとも好きなホテルです。
ロケーションはワイキキから車で15分ほど行ったカハラという高級住宅街にあります。ダイヤモンドヘッドの先というところです。周辺も大変静かなところで、ワイキキにあるホテルとは全く異なり静かな落ち着きを持ったホテルです。グループ客も少ないことがポイントでしょう。
Kahala Hilton時代からサービスには定評がありましたが、マンダリンにオペレーションが変更になってからもヒルトン時代のスタッフの相当数が残っておりますので、相変わらずhospitalityに満ちたサービスが楽しめます。ベルキャプテンが私のことを覚えているので"Welcome back to Kahala, Mr. Bubble Buster"と声をかけてくれ、前回の滞在以来のことについておしゃべりするのが毎回楽しみです。
客室はゆったりした作りで、通常のバスルーム以外に独立したシャワールームがあります。ベッドは天蓋付きのコロニアルスタイルです。ラナイ(バルコニー)があまり広くないのは残念ですが。アメニティーグッズも充実し、竹細工の扇子がキッチュです。
ビジネスでこのホテルを訪れたとしても、1部屋に2回線用意された電話回線、スピーカーフォーンとモバイル通信時代にも十分対応しています。スピーカーフォーンがついた電話が用意されているのはオアフ島ではここだけではないでしょうか?ビジネスセンターなどのファシリティーに関するオペレーションはのんびりめですので、私などはあまり納得がいかないのですが、まあリゾートに来るぶんには支障にはならないでしょう。
Hoku'sというメインダイニングでは海を見渡しながらPacific Cuisineが楽しめます。Hoku's以外のcasualなレストランではKahala Burgerというメニューがなかなか良い味を出してます。
プール自体はそれほど大きくないのですが、プールの横にはすぐビーチが広がっており、プライベートビーチ状態です。雰囲気としてはオアフ島というよりも、マウイ島に来たような気持ちにさせてくれます。
客層としてはメインランドからのお客が非常に多いですが、オペレーションがマンダリンになってからchineseの比率が若干増えてきたような気もします。
気になるお値段ですが、3数十ドル位からとなっているはずです。大人のリゾートという雰囲気を味わいたいのであればぜひお薦めのホテルですね。
Hale Kulani
ワイキキのど真ん中にあるホテルで、オーナーは三井不動産です。
ロケーションからは多少騒がしいのではという気持ちを抱いてしまいますが、実際には自分がワイキキにいるということを忘れてしまうような、落ち着いて静かな雰囲気を持ったホテルです。名前が現すようにまさに「天国の家」さすがワイキキ唯一の5スターホテルというところでしょうか。
このホテルではチェックインはロビーのレセプションではなくて、担当のスタッフが部屋まで案内してくれた上で、部屋でチェックインが行われます。チェックインのために列を作って待つといったこととは全く無縁のホテルです。
部屋は白とブルーで統一されたすがすがしいインテリアです。バスルームもゆったりとしたバスタブと独立したシャワーブースがあり、プールで泳いだ後ざっと汗を流す、一日を終えてのんびりするというそれぞれのシチュエーションに対応しています。
ダイヤモンドヘッドビューの部屋であれば、ベッドルームとの仕切りとなっている鏡貼りのクローゼットを開ければ、バスタブに浸かったままダイヤモンドヘッドを眺めることができます。
プールは芝生を抜けていった先にあり、ロゴマークの蘭を水底にかたどった美しいプールです。残念ながらビーチ自体はワイキキのビーチですのでカハラマンダリンほど落ち着いてはいませんが、それなりに楽しめます。
F&B部門もがんばっています。メインダイニングのLa Merは本格的フレンチレストランでワイキキでこれほどフレンチとワインが楽しめる場所はありません。メインバーは私のお気に入りの場所です。カウンターに座ってバーテンダーとのおしゃべりを楽しめる本格的なバーの雰囲気を持っています。これもなかなかリゾート地では味わえないですからね。他のホテルに泊まっていても必ず1回はここのバーに立ち寄ります。
個人的にはもう少しベルボーイとコンシアージェにはがんばってもらいたいと思うのですが。(せめて何週間も泊まっていて、毎日2、3回もメッセージやファックスのチェックに立ち寄る客の顔ぐらい覚えてほしいと思います。)普通のリゾートを楽しむためのサービスとしては全く問題無いレベルに達しているでしょう。
お値段の方はmountain viewであれば300ドル以下の部屋もとれると思いますが、基本的に300ドル以上と覚悟しておいた方が間違いはありません。それでも2人で泊まれば一人150ドルですから、日本国内でこれだけの施設とサービスをその値段で楽しめるか?ということを考えればずいぶんお得な話でしょう。