本の処分とリサイクル (May 3, 1997)
3連休ということで部屋の掃除に精をだすことにした。
掃除といってもやることは簡単である。山のように積んである本と雑誌の処分をするだけである。一応終わったのだが今回だけでも250冊近い本をマンションの向かい側にある古本屋に持ち込み、数十冊の雑誌を縛って燃えるゴミとして出す準備を完了した。
一応本の整理は去年の年末にしたので、それから4か月で250冊近く本が増えていたということを考えるとぞっとしてしまう。酒も博打もやらないのに、どうもいつも金回りが悪いと思っていたが、収入の大部分は本に消えてしまっているようだ。活字中毒だけは治りそうもないので、家賃、駐車場代、本代、電話代のために働く日々は今後も続きそうである。
さて、本は古本屋さんにもちこんで実質的にリサイクルすることができるので、近所に古本屋があることを心から感謝しているのだが、燃えるゴミとして処分せざるを得ない雑誌がどうも気にかかる。チリ紙交換に出せばよいだろうと思われるが、最近はそんなに簡単ではないのだ。というのも古新聞、古雑誌の価格が暴落している様なのだ。従ってチリ紙交換業者も商売あがったり状態となってしまっているらしい。実際、最近では雑誌だけでは交換を拒否されるケースが極めて多い、新聞紙と合わせてナンボということだ。新聞は朝刊しか読まず、その新聞も駅売りで購入する私としてはもはやどうしようもない状況である。しょうがないので泣く泣く燃えるゴミに出すという結論になる。
紙だって限りある資源だ。長良川の堰を作ったり、諌早湾の干拓を高い土木工事費用を払って実施する国家予算があるのならば、是非古紙市況に左右されない紙の回収、再利用プロセスの確立に多少は予算を割いて欲しいものだと思った一日である。
PS
本を処分するのに困った方がいたら、お近くの刑務所に連絡されるといいでしょう。本や雑誌がなくて困っているようです。宅急便だったら家まで取りに来てくれますから、古本屋に重たい思いをして持っていくよりも簡単ですし、社会のために再度本が役に立ってくれると一挙両得です。知り合いの弁護士さんから教えてもらったTipsでした。