マイレッジ (May 28, 1997)
家に帰ると某エアラインからマイレッジ実績報告書が送られてきていた。
かなり頻繁に海外出張することと、クレジットカードのポイント交換プログラムのおかげでエアラインのマイレッジが相当貯まっている。
2つのエアラインに集中しているのだが合計で20万マイル近くにもなっている。この位貯まると一体どれ程のボーナスがもらえるかというと、エコノミーチケットでハワイ往復2枚、旅行クーポン25万円分と引き替えてもまだお釣りがくる。これ以外のエアラインの分でも香港やらシンガポール位のエコノミーチケット1枚分位はあるはずだ。
しかし、まったく哀しい話しでマイレッジを利用して旅行をする暇が全く無い。いつもマイレッジステートメント(利用実績報告書)が送られてくる毎にパラオやトラック諸島に旅することを想像しては一人溜息をついている。まったくせつない話しだ。
しょうがないので旅行クーポンに交換して売り飛ばし、ノートパソコン購入費用に充てようかと考えていたら、友人からそういう不毛なことはよしなさいと諭されてしまった。ノートパソコン本体ではなくメモリー増設あるいはEther Cardなどの周辺機器ならば良いのだろうかと考えこんでしまったが、どうもそういう次元の議論ではないようだ。
「どうせ使わないんだったら、ハワイ行きのチケットを5,000円で売って」とか頼んでくる奴もいない訳ではない。本当に良い友人を持ったものだ。
悔しいから、某ナショナルフラッグキャリアーで国内線でもマイレッジ利用できるようになることを利用して、突如思いつきで札幌にラーメンを食べに行くとか、那覇にハブ酒を呑みに行くとか、福岡にめんたいこを買いに行く、長崎の福砂屋にカステラを買いに行くと言った究極の食い道楽でもしてマイレッジを浪費してやろうと計画している。
早割チケットの様にテレビや新聞で宣伝していても実際にはほとんど手にいれることができないということが国内線マイレッジ利用チケットで起こらないことを心から願う私である。うまい話しには裏があるからなぁ、大体。