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楡氏と


作家の楡周平氏とお話をする機会を得た。

氏が米系投資銀行在職中に書いた「Cの福音」で96年にデビュー。第2作「クーデター」で作家として独立されたという経歴の持ち主である。最新作は「猛禽の宴・続Cの福音」で、宝島社から出版されている。氏の作品はどれもすばらしいストーリーテリングに満ち、極めて良質のエンターテイメントである。デビュー以来のファンの私は内心相当どきどきしてお会いする場にのぞんだ。

共通の経験である米系の投資銀行での暮らしや、日本のサラリーマン社会への考えなど、当初予定していた時間を大幅に越え2時間半ほどお話をさせていただいたのだが、ほんとうにあっという間に時間が過ぎてしまった。

氏のデビュー作は投資銀行に勤務されている時に執筆されたとのことだが、眠る時間を削って猛烈な勢いで書かれたそうだ。振り返ってみれば執筆がストレス発散になっていたのかもしれないという氏の言葉を聞いて、私のホームページなどを比較に出すのはおこがましい話なのだが、なるほど銀行勤務時代には寝る間を削っても「言いたい放題」の更新をしていたことを思い出した。やはりあの頃は私も相当ストレスがたまっていたのであろう。そう考えると最近は多少ましな暮らしができるようになってきたに違いない。