常時接続
February 6, 1998
「今ごろやっとかぁ?」と笑われてしまうかもしれないが、1月の終わりに私のオフィスのPCにインターネットメールが導入された。Lotus Notesのメールがインターネットメールにつながった。
さんざん今まで偉そうにパソコン通信やらインターネットのことを書いているが、常時接続状態のインターネットメール環境を体験するのは始めて。接続から約1週間が経過したのだが、同じ電子メールとは言え、今までのダイアルアップによる電子メールなんて子供のおもちゃみたいなものだと感じている。特に相手側も同じように常時接続状態にあればほとんどリアルタイムでメールのやり取りが可能となり、電話やファックスよりもはるかに簡単で確実であるし、アクセスしてメールを送受信してというステップを踏むために仕事の流れを中断しなくてもよいというのは本当に快適である。
おかげで1日にやり取りするメールの通数が爆発的に増えた。今まではせいぜい仕事絡みのメールは多くて1日数通だったが、今では最低でも十数通にはなる。多ければ20通近い分量だ。その代わりファックスを送る量が激減した。ファックスだと、いちいちプリントアウトしてファックスマシンまで行って送信してという手間がかかっていたのが、今ではノーツの上でメールを仕上げ、送信ボタンをクリックするだけだ。仕事の効率も上がったといえよう。
こうなってくると自分が仕事をしている相手全員にメールアドレスを持ってもらいたいと切実に思うようになる。何もかもがペーパーレスでやれるようになるし、何十ページもある書類をファックスでだらだら送ったりする必要も無くなる。ファイルを添付して送ってしまえば終わりだ。
仕事柄やり取りする相手はアメリカの弁護士やら会計士が多いので、そのほとんどがメールアドレスを持っている。それと比較すると私の日本の仕事関係者はいまだメールアドレスを持っている人は圧倒的に少ない。これでは同じ分量の仕事をしたとしても日本側はコミュニケーションにかかる手間が多くて効率が悪いことは明らかだ。
日本の製造業はオイルショック、円高ショックを吸収すべく製造コストの削減、マニュファクチャリングプロセスの効率化によって世界的な競争力を維持することに成功した。これと同じことが日本の非製造業に求められている。そのための手段がネットワーキング、分散コンピューティングによるホワイトカラーの生産性向上だろう。少なくとも競争相手であるアメリカ企業が行っていると同水準までのコンピューター武装をすることは最低限必要なことと考える。さもなくば競争に勝ち残ることは不可能だ。