ずっとドラマを作ってきた
March 19, 1998
NORIKOさんがホームページで紹介されていた本をお借りして読んだ。 TBSの名プロデューサー&ディレクターである堀川とんこう氏がTBSを定年退職した際に自分のテレビ人としての人生を振り返った本である。
この本を読んでいて「マイホーム」という言葉が気になった。堀川氏の代表作である「岸辺のアルバム」では洪水でマイホームが流れていくことが崩壊した家庭のメタファーであったわけであり、堀川氏も自分の家の変遷について書き述べている。
幸いなことに長男に生まれ、実家に帰れば土地も家もあり、マイホームを取得するといったことを全く考えたことがない私にはなぜそれほど住むところに固執するのかが不思議でしかたがなかった。賃貸だろうと何だろうと快適に住むことができれば良いといった程度にしか考えていない。私にとっては東京は終の棲家ではなく、人生の中の一部分で居住する場所でしかない。
しかし、多くの人にとって見ると終の棲家である「マイホーム」を作ることは自分の人生にとっての一つの究極の目標なのだとふと気がついた。そしてそのためには長期的で安定している雇用がもっとも重要な関心事となるであろうことは想像に難くない。
それがどうだと言いたい訳ではないが、なんとなく世の中の理屈がわかったように思えたのは気のせいだろうか。