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リスクマネージメント


NYとLAからリスクマネージメントとクレジットマネージメントの担当者が来日した。

彼らは日本に来るのは初めてなので、私達が今までに投資した物件を見るためにバスをチャーターして実査ツアーにでかけた。当然ながらツアーには各物件の資料、購入時の投資プランなどを一覧にしたバインダーを用意し、私ともう一人の物件購入担当者のアメリカ人がつきっきりになって説明をすることになる。

原則的に彼らは全てを疑ってかかる。ひっきりなしに求められる説明や、質問に答えるので、6時間くらいかかったツアーの最後にはヘトヘトになってしまった。

今の会社に入社して驚いたことは、投資状況のチェックがとても厳しいということである。毎月のレポーティング資料は物件毎に十数ページもあるし、各四半期毎には投資プランの見直しが要求される。更には半期事に内部監査グループが投資状況ならびにオペレーションの様子をレビューし、当たり前のように外部監査法人の監査が毎年行われる。それに加えて、法務セクションのチェックや、今回のようにリスクマネージメント、クレジットマネージメントなどの監査が入る。

冗談のような話であるが、入れ替わり立ち代わりいつも他の部署の誰かがオフィスにいて書類やらなんやらのチェックをしている。実際、そのために割くマンパワーは馬鹿にならない。

しかしながら、このくらい徹底的にチェックしつづけていれば、余程のマーケットクラッシュが無い限りは巨大なロスにはつながらないであろうし、悪いこともできない。

悪意を前提としたチェック体制。日本の銀行の融資のリスク・クレジットマネージメントもぜひ見習ってもらいたいものである。