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弱虫の犯罪


食品への毒物混入事件が相次いでいる。

人々が普通に口にする物が安全であるという、人間の社会が存在していく最低限のベースが今日本では崩れている。あまりに当然であるが故に誰も疑ったことの無い約束事を信じることができなくなる恐怖は、社会を暗黒にし、社会の存立基盤すらも危うくする。

犯罪に良いも悪いもないだろうが、こういった無差別的犯罪は最悪中の最悪である。私はこういった事件を弱虫の犯罪と呼ぶことにした。なぜなら、自らの犯罪結果を目前で見る勇気すら実行犯は持たない、最低の人間がおこなった犯罪である。いや、人間と呼ぶこともおこがましい。人の形をした悪魔だ。

こんな犯罪が起きてしまうほど社会は歪んでいる。どうして、日本社会がこれほどまでに歪んでしまったのか、一人一人が真剣に考え、そしてどのようにすればその歪みが解消されるのかを考えなくてはならない。さもなくば、安心して食べ物すら食べることができない世の中が続いていく。