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Rioja Gran Reserva '64


昼休みに銀座プランタンの地階ワインショップでやっているワインフェアに出かけてきた。

友人に頼まれたイタリアワインを買いに行ったのだ。探していたAlte d'altesi '88は無事見つかり、友人宅への配送を手配し終わった。私の友人はワインの趣味が似ているなと感じながら、まあ、せっかく来たのだからセラーの中でも見ていこうとすると、とても愛想の良いおばさんの店員が「普段はイタリアものが多いのかしら?」と声をかけてくれた。(傑作なことにこのおばさん、私にワイン購入を頼んだ友人のお母さんと雰囲気がとっても似ていたのだ。)

「そうですねぁ、フレンチよりはイタリアンの方が多いですねぇ」などと話していると「じゃぁセラーの中を一通り説明してあげるわ」と言うことでイタリア物をざっと見せてもらった。「ついでにビンテージ物もね」ということで、サシカイアのグラッパの話などしながらイタリアワインのビンテージを説明してもらう。

そこでふと目を横に移すと「’64」という数字が目に飛び込んできた。それは私の生まれた年だ。すでに33年も経ってくるとワインと言うよりもポートの世界に突入しつつある。’64年物のワインは呑んだことがあるが、積極的に探さなければ自分の生まれた年のワインなんてそうそうお目にかかるものではない。

何と言う偶然と感動し、おばさんに話を聞く。スペインのGran Reservaの’64年物よとの答え。今日ここへ買い物をするきっかけを作ってくれた友人に感謝しつつ、何も迷わずにワインを手に入れた。

来年の誕生日は自分と同じだけの時を過ごしてきたワインを楽しもう。欲を言えば、その時にこのワインと私の誕生日を一緒に楽しんでくれる人がいると良いななどと思ったりするわけだ。