テーブルの向こう側
November 11, 1998
新しい仕事も2週目に突入。週初には待望の名刺もできてきたので金融機関をはじめとする取引先回りをはじめた。
何件かお邪魔するうちに妙な気持ちにとらわれる。「あれ、自分のしゃべっていることって、どこかで聞いたことがあるぞ??」そうなのです。ついこの間までは不良債権を売るほうのテーブルに座って、様々な外国人投資家のセールストークを嫌になるほど聞いていたのですが、自分がそのセールストークをしていたのだ。
そんな当たり前のことを言うんじゃない、とお叱りをうけそうではあるが、とても不思議な気もち。ちょうど幽体離脱して宙の上から眺めているような感じ。
いままで、銀行サイドとしてさまざまなセールストークを耳にして、その中で信用できそうなところを選んできたわけなので、なるべくそのポイントを押さえるようにして話をしている自分が正直おかしく感じられる。
日本の銀行の皆さん、今まで同業者だった私をかわいがってねと、ひたすら祈る気もちである。