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密度


今までの勤め先にいたときの仕事振りと現在の勤め先における仕事振りを比較してみた。

もちろんポジションが違うので単純な比較はできないが、新しい職場での仕事のほうが以前よりはるかに緊張感を求められる。確かに今までの仕事も難しい仕事であったし、達成すべき目標も具体的に存在した。それに決して手を抜いて仕事をしていたわけではない。しかし、日本企業であるから手が後ろに回るようなことさえしなければ、クビになることはないし、そこそこの給料はもらえるだろうという甘えがあったことは、今振り返ってみれば事実である。

新しい職場ではより大きな自由と引き換えに、きわめて明確な目標が存在する。A for effortという言葉がある。がんばったからその努力を認めてあげましょうということだ。しかし、新しい職場ではA for resultなのである。たとえ、どんなに一生懸命仕事をしても結果を出せなければ終わりで仕事を失う。その逆に、どれほどいいかげんに仕事をしていても結果を出せれば大威張り。そこには複雑なルールは存在しないし、言い訳も存在しない。

正直なところ、これはきつい。しかし、その厳しさがあるからこそ、つねにもっとも効果的で効率的なやり方を追求していこうという強いモティベーションが働き、生産性は高まっていく。

金融という荒波の中ではどちらが競争力を持つかといえば、その答えは自明であろう。